介護リフォーム
二世帯あんしん介護リフォーム 認知症介護編
85歳以上の方の「4人に1人」が発症するといわれる認知症。家族が認知症になり、将来が不安を抱えるご家族が増えています。そんな認知症の方を支える暮らしを想定した介護リフォームプランです。
認知症のケアで大切なのは、失敗しないように支援し、失敗しても責めることなく、自尊心を傷つけないこと。物忘れがひどくなり、俳諧するようになっても、さりげなく見守るような住まいにリフォームして、ご家族の介護負担の軽減をめざします。
認知症のご家族をさりげなく見守るプランです。
いつでも認知症の方の目の届く、オープンな間取り。
キッチンで料理の支度などをしながら、寝室の様子にさりげなく目配りできます。
プランニングのポイント
「おはよう」の声が届くオープンな間取り。
誰かがそばにいないと、寂しくて孤独を感じる・・・。そんな不安な感情も、認知症の症状の一つです。寝室からキッチンが見えるオープンな間取りなら、いつでも家族の姿が見えて安心。介助する側も
自然とのふれあいが五感をやさしく刺激します。
明るい陽光が差し込む特等席に、寝室をレイアウト。窓を開けるとウッドデッキにつながり、いつでも外に出てアウトドアの心地よさを味わえます。自然とのふれあいを通じて五感が刺激され、認知症の緩和にも役立ちます。
寝室からすぐ行けるので、トイレの場所を見失いません。
認知症になると、ものごとが思い出せず、トイレの場所が分からなくなることもあります。寝室近くにトイレがあれば、夜中でも安心して行けます。トイレの入り口に分かりやすく「トイレ」と貼り紙をするのも効果的です。
使いやすさのポイント1
使いやすさのポイント2
二世帯あんしん介護リフォーム 全介護編
リハビリへの意欲を促し、家族が無理なく介護できる住まいへ。
日常生活に必要な能力がかなり低下し、食事・排泄・衣服着脱・入浴などのすべてにわたって介護が必要な(要介護4・5)の方を支える暮らしを想定した介護リフォームプランです。
車いすとベットの生活になっても、できるだけ「起きる・座る・立つ」などの基本動作のリハビリを続けることで、日々の生活に活力が生まれ、ご家族の介護の負担も軽くなります。ご本人が前向きに暮らせて、ご家族がらくに介護できる住まいのリフォームをご提案します。
車いすで家のなかを移動できるバリアフリープラン
車いすで移動することを考え、通路や間口の幅をゆったり確保し、すべてのドアを引戸にしました。
引戸を開けると、キッチンからリビングやリハビリコーナーが見渡せ、介護の必要な家族にきめ細かく目配りできます。
〈参考例〉
耐震 バリアフリー 断熱 節水
プランニングのポイント
衣類の着替えがしやすく、お風呂介助がらくになります。
2名以上で行う入浴介助を想定して、脱衣室も洗い場も広いスペースを確保しました。さらに脱衣室には、介助台を配置。座って(あるいは、横になった状態で)衣類をゆったり着替えられます。
リハビリコーナーで毎日こつこつ訓練できます。
身体機能を維持するためには、毎日少しずつリハビリテーションを続ける事が大切。リハビリの一角に、立ち上がり訓練などできるリハビリコーナーを設ければ、自然とトレーニングへの意欲がわいてきます。
寝室に行き来しやすく家族みんなで見守れます。
リビングや水まわりと隣接して、寝室をレイアウト。家族みんなが行き来しやすく、話しかけやすい間取りです。
また、晴れた日は車いすでウッドデッキに移動し、のびのびとリフレッシュできます。
使いやすさのポイント1
使いやすさのポイント2
その他設備・仕様
あんしん介護リフォーム 一部介護編
日常生活はできるけれど入浴など一部介助の必要な(要支援1)の方から、食事・排泄・衣服の着脱など、日常生活全般にわたって援助の必要な(要介護3)までの方を想定した介護リフォームプランです。
からだは少し不自由でも、自分でトイレを使ったり、食事をおいしく食べたり・・・。
ご家族のサポートを受けながら、イキイキと自分らしく暮らせるような住まいのリフォームをご提案します。
家のなかを移動しやすく、外出への意欲もわいてきます。
要支援1~要介護3の方が家のなかを移動しやすいように、日常の動線を出来るだけ短く設計しました。広くて使いやすい玄関が、外出への意欲を引き出します。
〈参考例〉基本プラン:耐震 バリアフリー 断熱 節水
プランニングのポイント
水まわりに近い食卓で、くつろぎのひとときを
浴室・洗面室の近くに、夫婦でくつろぐダイニングをレイアウト。水まわりが近いので、朝夕の洗顔や歯磨き、入浴動作などをスムーズに介助でき、毎日の家事もテキパキはかどります。料理しながらダイニングを見渡せる対面式キッチンなので、お互いのコミュニケーションも深まります。
お互いの気配りを感じ合えるほど良い距離感をキープ
広いトイレとウォークイン・クローゼットをはさんで、夫婦の寝室を配置しました。すぐに声の届くほど良い距離感で、お互いの気配を感じながら、それぞれの生活リズムに合わせたくつろぎの時間を過ごせます。また、トイレがすぐ横にあるので、トイレの介助の負担も軽減できます。