エクステリア工事とは？

種類や目的、おすすめの工事を詳しく紹介

1. エクステリア工事とは

まずは、エクステリア工事とは一体どういった工事なのか、外構工事との違いにも触れながら詳しくご紹介します。

1-1. エクステリア工事とは？

エクステリア工事とは、家の敷地の外側に位置している空間の工事を指します。インテリアが室内の空間全般を指すのに対し、エクステリアには外側の空間という意味があります。どのようなエクステリアにするかによって家の印象が大きく変わるというだけでなく、プライバシー性や防犯性を高めるなど、安心・安全な暮らしにつながる重要な部分でもあります。

1-2. 外構工事との違い

エクステリア工事とよく似た言葉に、外構工事があります。外構工事は、エクステリア工事と同じ意味で使われることの多い言葉でありますが、厳密にいうと外構は家の外回りにある構造物のことを指し、エクステリアは外回りの空間全体を指しています。
また、エクステリアという言葉はインテリアの対義語でもあるため装飾を重視する工事であるのに対し、外構は機能性重視の工事であるというニュアンスの違いも含まれていることもあることを知っておきましょう。

1-3. エクステリアの重要な部分

エクステリアの中でも重要な部分としては、建物正面から見た外観であるファサード、敷地の入口から玄関までをつなぐアプローチ、道路と敷地の境目を作るフェンス、ポスト、ライト、植栽などがあげられます。そのほかにも、アウトドア空間として活用できるウッドデッキや駐車場などの工事もエクステリア工事の1つです。

2. エクステリア工事の種類とは？

エクステリア工事の種類には3つのスタイルがあります。立地や希望するスタイルに合わせて、適切なデザインを選ぶことが大切です。

2-1. クローズドスタイル

クローズドスタイルとは、外壁でしっかりと敷地を覆ったスタイルのエクステリアで、プライバシーを十分に保つことができます。フェンスや門構えにこだわれば、より高級感あふれる空間に仕上がるでしょう。しかし、敷地が狭い場合には、圧迫感を感じたり、死角が多く侵入者が入り込みやすくなったりというデメリットもあります。しっかりとセキュリティ対策を行うことが大切です。

2-2. セミクローズドスタイル

セミクローズドスタイルとは、プライバシー重視のクローズドスタイルと、開放感を演出するオープンスタイルの良さを併せ持ったスタイルです。たとえば、正面玄関やテラスをオープンにして、浴室周りをクローズにするなど、必要に応じて両者の良い面を取り入れることができます。デザイン性が必要とされるスタイルでもあるので、業者やプランナーのアドバイスを元に慎重に検討することが大切です。

2-3. オープンスタイル

オープンスタイルは、開放感のある設計で、外壁やフェンスを設置しないのが特徴です。日当たりや通気性が良くなる上に構造物が少なく、工事費が安く済むというメリットがある一方、プライバシーが守りづらく住宅の中の様子が外に見えてしまいやすいケースがあります。またペットや子どもが道路に飛び出ししやすくなるため注意が必要です。

3. おすすめエクステリア工事

エクステリア工事は新築の際だけに必要になる工事ではありません。古くなった部分を部分的に改修する工事も行われています。ここでは人気のエクステリア工事をご紹介します。

3-1. 門柱・門柱

門柱と門柱はまさに住宅の顔となる部分なので、新しくするだけで住宅の印象を簡単によくすることができます。一般的なアルミ、アイアンや石木材など様々な素材を使ったデザインのものが多く用意されています。またデザインだけでなく操作性・防犯性も注目して選ぶのがポイントです。開け閉めしやすいプルプッシュ式のものや暗証番号で施錠できるスイッチのついたものなどもおすすめです。

3-2. ウッドデッキ

アウトドアの流行とともに人気を集めているのがウッドデッキです。子どもの遊び場や洗濯物干しというだけではなく、リビングの延長としても使用できます。テーブルを設置してコーヒーを飲んだり、ハンモックを設置して本を読んだりと様々な活用方法があります。ウッドデッキにはお手入れが簡単な人工木のウッドデッキと質感が美しい木材のウッドデッキの2種類があります。使い方や予算に合わせてぴったりと合うものを選びましょう。

3-3. 植栽

新築の時に植えた植物が伸びきってしまい、手入れを負担に感じるという場合には植栽を綺麗に整備するのがおすすめです。雑草対策になるような植物を植えたり、スタイリッシュなシンボルツリーを取り入れたりすることで、おしゃれでお手入れが簡単なお庭へと生まれ変わります。

4. まとめ