フルリフォームにかかる工期はどのくらい?

仮住まいの準備が必要!

大規模なリフォームのフルリフォームでは、住環境を一新できます。ただし通常のリフォームのように、住みながら工事が行えるわけではありません。工事期間は一時的に、仮住まいに拠点を移す必要があるのです。

ここではフルリフォームにかかる工期について解説します。フルリフォームを計画する際の、参考にしてください。

1. フルリフォームの工期

戸建ての場合とマンションの場合の、工期についてみてみましょう。それぞれ施工面積や、老朽化の程度によっても違っていきます。ここでは一般的な工期について解説しましょう。

1-1. 戸建ての場合

木造かあるいは鉄骨造かなど建物の構造によっても異なるものの、戸建ての場合設計期間に2~3ヶ月かかります。
設計が決まったら、工事開始です。その工期はおおよそ3.5~5ヶ月、設計から工事期間を合わるとおおよそ5.5~8ヶ月です。フルリフォームに取り組む期間が必要となります。

1-2. マンションの場合

戸建てと異なりマンションのフルリフォームは、施工面積によって工期が異なります。設計期間はマンションの場合も戸建と同じく、2~3ヶ月です。リフォームの期間は70㎡前後の物件で、2.5~5.5ヶ月程度が目安です。

設計期間から合わせるとフルリフォームに要する期間は4.5~8.5ヶ月、リフォームに向き合わなければなりません。

またマンションの場合、リフォーム可能なのは専有部分のみです。専有部分であっても管理規約で、制限がある場合もあります。マンションのフルリフォームの際は管理会社にまず相談し、制限などを確認したうえで計画しましょう。無駄な工期をかけず、スムーズに計画できます。

2. フルリフォームの流れ

住まいを丸ごと改修するフルリフォームはどこまでリフォームするかによっても、スケジュールの進め方や工期も変わるものです。

ここでは戸建ての場合なら基礎と骨組みだけを残し、間取りや建物の構造を改修するフルリフォームの流れを解説します。工期以外の部分も含めて、解説していきましょう。

2-1. 計画を立てる

フルリフォームを計画の際は、目的や要望を明確にしておく必要があります。たとえば子どもが大きくなったので、子ども部屋を作るなどです。ライフスタイルが変わることで間取りを変更、また床や壁に耐久性や断熱効果をアップさせたいなどあるでしょう。まずはフルリフォームの計画を、家族で話し合っておきましょう。

たとえばマンションの場合は、管理組合に許可申請をする必要があります。一般的には工事開始の2~3週間ほど前に、許可を得なければなりません。
· 目的や要望を明確にする
· 予算を決める
· マンションの場合は管理者へ許可申請を得る
· 依頼する企業を決める
· 仮住まいをどこにするか考える

上記のことを考えて、計画を立ててください。

2-2. 業者との打合せをしてプランを決定・契約

業者に依頼する段階までくると、要望を聞いて業者は現地調査を行います。そして要望や予算をもとに打ち合わせを重ね、業者がプランを作成し同意であれば契約です。
イメージどおりの仕上がりを実現するために、業者の担当者としっかり打ち合わせしておかなければなりません。プランが決まると、工事担当者から工期を知らせてもらえます。ただし実際に建物を解体してわかることもでてくる場合もあります。正確な完成予定日は、工事に取り掛かってからです。

2-3. 近隣にご挨拶・仮住まいに引越し

外壁塗装工事にしてもそうですが、フルリフォームを行う場合も職人の出入りや、作業中は音が出る場合もあります。そのため近隣の住人の方に迷惑をかけてしまうこともあるので、事前に挨拶をしておきましょう。たとえば依頼した業者が、代わりに行ってくれるケースもあります。
フルリフォームの場合は、通常のリフォームのように住みながら工事ができません。そのため工事着工前までに、仮住まいへ引っ越しします。

2-4. 工事着工・完了後引き渡し

工事期間はなるべく現場に足を運び、作業が滞りなく運んでいるか自分でも確認するようにしましょう。工事が始まってから変更や追加工事の依頼もできるものの、そうすると工期が延びる可能性もあります。
延長にならないためにも最初の計画や打ち合わせは、十分に行う必要があるのです。工事完了後引き渡しとなります。

3. フルリフォームは仮住まいの準備は必須

フルリフォームで工期が気になる理由は、大規模な工事となるため工事期間は一時的に生活の拠点を移すのが、フルリフォームの原則だからです。

· 間取りの大幅な変更
· 壁なども取り壊す
· 工事中の騒音
· ホコリ
· 毎日の職人が出入りする
· 水まわりでは風呂場やトイレ、キッチンも使用不可

上記のようなことから、引っ越しする必要があります。

3-1. 工期が気になる理由

仮住まいが原則となるフルリフォームでは、たとえば賃貸物件を借りる場合、工期によって借りる期間を決めなければなりません。工期がのびれば仮住まいの延長や、延長した分の費用がかかります。このようなことで工期が気になるでしょう。

工事の間、実家に拠点を移すという方もいます。しかし一般的には賃貸物件を仮住まいとされる方が多いのです。そのほか下記のような場所を仮住まいとして、利用される方もいます。

· 短期賃貸マンション
· マンスリーマンション
· ホテルのマンスリープラン
· 長期滞在型のホテル

引っ越し先には荷物も一緒に移動させます。もし荷物が入りきらない場合や、荷物の移動が不可能な場所であるなら、レンタル倉庫やトランクルームを利用しましょう。工期が延びれば、ここでも期間延長のお願いしなければなりません。

3-2. 工期が長くなってしまう要因

一般的にいわれているフルリフォームをしたときの工期よりも、長くなってしまう要因は下記のようなことです。

· 建物の規模が大きい
· 配管工事が必要な場合
· 凝った設計
· 工事期間中の天候
· 築年数が古く老朽化も進んでいる

4. まとめ

フルリフォームは住環境を一新できる大規模なリフォームなので、工事期間は一時的に引っ越しを余儀なくされます。仮住まい探しは、リフォームのプランを立てるときと同時進行で行ってください。 たとえばリフォーム期間が年度末にかかる場合は、賃貸物件の動きも活発で空室がないこともあります。このような時期はとくに、早めの行動をするようにしましょう。 兵庫県加古郡の「株式会社林工務店」は新築工事をはじめ、各種リフォームを手掛けている工務店です。住宅建材・設備のトータルメーカーである、トステム株式会社の優良加盟店ならではの施工力・提案力で、お客様一人ひとりにご満足いただけるリフォームをご提供しています。フルリフォームに関するご相談も、お気軽にお問い合わせください。

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