リフォームってどんなことができる？

人気の健康リフォームやエコリフォームも解説

1. リフォーム業者に依頼してできる工事について

リフォーム業者に依頼する工事としては、部分リフォームと全面リフォームの2つに分けることができます。ここでは、それぞれの詳しい工事内容について見ていきましょう。

1-1. 部分リフォーム

リフォームの中でも、部分リフォームとは家の一部分だけを改修することを指します。たとえば、水回りをきれいにしたい、子供部屋を仕事部屋へ改修したいなどという場合におすすめです。ライフスタイルや家族の形が変わって使いにくくなったところをピンポイントで改修することで、より暮らしやすい住宅にすることが可能です。
また、フルリフォームに比べるとコストを抑えられるというだけでなく、工期が短いため場合によっては家に住み続けたままリフォーム工事を行うことができるというメリットもあります。とくに、住宅の中でも傷みやすいキッチン、お風呂、トイレ、洗面所などは人気のリフォーム部分となっています。

1-2. フルリフォーム

フルリフォームは、建物の基礎、柱などを残したまま家を改修する工事のことを指します。部分リフォームではできない間取りの変更などの大きな工事を行うことができます。部分リフォームに比べると費用がかかってしまうものの、建物全体の機能を改善することができ、耐火性能や耐震性能を向上させることが可能です。
また、部分リフォームでは家の一部分のみが新しくなるため、全体のデザインが崩れてしまいがちですが、フルリフォームを行うことで家全体のデザインに統一感を出すことができます。部分リフォームよりはコストがかかるとはいえ、取り壊して新築を建てるよりも大幅に費用を安く抑えることにもつながります。建物の価値を高めたいという方にもおすすめです。

2. 安心できる豊かな暮らしを実現するためのリフォーム

リフォームの中には、ある特定の目的をもって行うリフォームも多く存在します。必要性に合わせてリフォームの内容を選びましょう。

2-1. 健康リフォーム

健康リフォームは、住んでいる人が安心して健康に暮らせるよう行うリフォームのことです。家の中で多くの時間を過ごすからこそ、より安心して健康に生活できる空間づくりを行う必要があります。臭いや湿気を吸収する天然素材を使った家づくり、ホコリカビが発生しにくくなる素材を使った家づくりなどがあげられます。
そのほかにも、空気環境を改善し、マイナスイオンの多い環境作りを行うリフォームも人気を集めています。

2-2. 耐震リフォーム

古くなった家の耐震性を上げるために行う工事を耐震リフォームと呼びます。まずは、耐震診断を行い建物の状態を十分に把握したうえで、適切な工事を行います。それぞれの家によって、築年数や工法が異なるため、地盤や土地の状況に合わせて工事を行う必要があります。
たとえば、風や車の通りによって家の揺れを感じる、窓が多く1階がガレージになっている、旧耐震基準で建てられた家に住んでいるという場合には耐震リフォームを行うのがおすすめです。

2-3. エコリフォーム

光熱費の高騰が話題になっている今、光熱費の削減を行いたいという人におすすめなのがエコリフォームです。具体的な工事内容としては、太陽光発電を取り入れる、二重窓へリフォームする、節水型トイレにリフォームするなどのリフォームがあげられます。
エコリフォームは、国や自治体からの補助金の対象となっている場合があり、お得にリフォームが行えるものが多いのも魅力です。

2-4. バリアフリーリフォーム

バリアフリーリフォームは、不自由なく安全に過ごせるように家を改修する工事のことを指します。手すりを取り付けるなどの簡単なリフォームから、段差を取り除いたり、間取りを変更したりするなどの大掛かりな工事までさまざまなものがあります。そのほかにも、部屋の移動をよりスムーズに行うために、ドアを開き戸から引き戸に変更したり、ドアノブを握りやすいものに変更したりすることもできます。
また、事故が起きやすいお風呂のリフォームもよく行われています。浴室を滑りにくい素材の床材に変更する、ヒートショックの危険を軽減するため浴室暖房を取り入れるなどのリフォームが人気を集めています。

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3. まとめ