浴室やキッチンのリフォームで利用可能な補助金制度とは？

主な補助金制度も紹介

1. 補助金の出る浴室のリフォーム

浴室は時間の経過と共に劣化が生じやすい部屋のひとつです。主なリフォームとして浴槽の取り換えや段差の解消などの工事がありますが、内容によっては100万円を超える場合もあるでしょう。補助金を利用すればリフォームでかかる費用を抑えられます。ここでは、補助金の出る浴室のリフォームを紹介します。

1-1. バリアフリーに関連したリフォーム

要介護者の方や高齢者の方と同居しているケースで利用が可能です。主なリフォームとして手すりの設置や床の滑り止め対策などが挙げられます。

1-2. 省エネ対策に関連したリフォーム

浴槽を高断熱のタイプに切り替えるなどの省エネ対策に関連したリフォームをする際には補助金制度の利用が可能です。

1-3. 一般的なリフォーム

バリアフリーや省エネに関連していないリフォームでも、条件を満たしていれば補助金が出る可能性があります。リフォームについては、地元の業者が施工に携わるのが条件とされているケースが多い傾向にあります。

2. 浴室のリフォームで利用可能な補助金制度

浴室のリフォームで利用可能な補助金制度は大きくわけると2つです。ここでは、それぞれの補助金制度について詳しく見ていきましょう。

2-1. 自治体による補助金制度

1つ目の補助金制度は自治体です。各自治体ではバリアフリー化や高齢者が安心して暮らせるためのサポートをしています。
地方自治体による補助金制度の特徴は、自治体ごとに対象となる制度が異なることです。実施している期間や補助金の金額なども異なるため、利用を希望する方は事前にお住まいの自治体に相談するとよいでしょう。
自治体による補助金制度の例として、東京都江戸川区で実施された「住まいの改造助成」があります。介護認定を受けた60歳以上の方を対象にした制度のことで、助成金の上限は200万円です。浴室の手すりを設置するなど、身体状況に合わせて住宅を改造したリフォームを対象としています。

2-2. 国による補助金制度

2つ目の補助金制度は国です。誰もが安心して暮らせる住まい作りを積極的に推し進めています。国の主な補助金制度のひとつは「こどもみらい住宅支援事業」です。若者夫婦や子育て世帯による住宅取得の負担軽減や省エネ機能が備わった住宅支援を行っています。
この制度では外壁や床の断熱工事、エコ住宅設備の設置、開口部の断熱工事などが補助金の対象です。補助金は一戸当たり30万円となっています。

3. 補助金の出るキッチンのリフォーム

キッチンは毎日の食事の調理で使用する場所です。調理では水、火、ガス、油などを使うため、経年劣化が起こりやすいでしょう。補助金を利用すればお得に工事を進められます。ここでは、補助金の出るキッチンのリフォームをご紹介します。

3-1. バリアフリーに関連したリフォーム

キッチンについてもバリアフリーを目的としたリフォームについては補助金が支給されます。主な工事として車いす対応のキッチンへの変更、調理台を低くしたキッチンへの変更などがあります。

3-2. 省エネ対策に関連したリフォーム

省エネを目的とした主なリフォームとして、設湯水栓への変更、ビルトイン食洗機の設置、レンジフードの入れ替えなどがあります。

2-3. キッチンのリフォームで利用可能な補助金制度

キッチンのリフォームで利用可能な補助金制度は主に2種類です。ここでは、それぞれの制度について詳しく見ていきましょう。

3-4. 自治体による補助金制度

1つ目の補助金制度は自治体です。自治体ではキッチンのリフォームについても補助金を支給しています。各自治体で実施している制度が異なるため、利用の際には前もって自治体に相談して区とよいでしょう。

3-5. 国による補助金制度

2つ目の補助金制度は国です。国ではキッチンについてもバリアフリー化や省エネ化を推し進めています。
国による補助金制度のひとつに長期優良リフォーム制度があります。劣化対策や省エネ化によって建物の長寿化を図るリフォームに支給される制度です。リフォームにかかる費用の3分の1までを最大で200万円支給します。

4. まとめ