リノベーションとリフォームの違いについて！

スケジュールや費用相場についても解説

1. リノベーションとリフォームにはどんな違いがある？

リノベーションとリフォームの大きな違いは最終的な目的です。どちらも、建物に対して行う作業になるため、同じような意味で使われますが、ここでは、簡単にリフォームとリノベーションの意味について解説します。

1-1. リノベーションの意味

リノベーションは、英語で「革新、刷新」という意味を持ちます。住宅においてのリノベーションは、現状よりも性能を向上させるという意味です。たとえば、「家族構成が変わったため、部屋の数を変更する」「今の住まいよりも、現代的なデザインに変更する」がリノベーションに当たります。現代では、仕事や家族の都合で、ライフスタイルが変化することが多いです。その変化に合わせて住まいを変えられるリノベーションに注目が集まってきています。

1-2. リフォームの意味

英語でリフォームは、「修正」という意味を持っています。つまり、「悪い部分を修正し、機能を回復させる」ということです。汚れや破損、老朽化などにともなう工事がリフォームに当たります。リノベーションとは違い、原状回復が目的となるため、今のお住まいに住み続けたい方におすすめな方法です。

2. リノベーションとリフォームの工事期間について

リノベーションとリフォームは、その目的の違いから、工事期間に差が生まれます。リフォームは早いものだと1日2日で完了する場合があります。しかし、リノベーションは、間取りやデザインに手を付けることもあるため、6ヶ月前後の期間が必要となります。リフォームもリノベーションも、戸建てかマンションか、どこを工事するのかによって、期間が変わってきます。一般的な工事にかかる期間は以下の通りです。

リフォーム
・キッチン：1週間から1ヶ月
・お風呂：3日から4日
・床や壁の張り替え：1日から2日

リノベーション
・戸建て住宅：5ヶ月から8ヶ月
・マンション：4ヶ月から9ヶ月

フルリノベーションの場合、作業中のお家に住むことはできません。6ヶ月前後の長い間、お家に帰ることができなくなるため、仮住まいの確保が必要です。ご家族やご自身の生活に支障の出ない住まいを確保しましょう。

3. リノベーションやリフォームにかかる費用

リノベーションやリフォーム自体の相場は、一般的に、1㎡あたり10万円から15万円と言われています。しかし、住宅の種類や工事を行う場所やデザインによって前後します。そのため、あくまで目安として覚えておきましょう。
中古物件を購入してリノベーションを考えている方は、購入費用や居住後の税金についても考えておく必要があります。物件の購入費は試算済みの方が多いでしょう。しかし、居住後の「固定資産税」や「管理費」を考慮していないケースも少なくないため、事前に業者や弁護士へ相談しておくことをおすすめします。

4. 業者の選び方

リノベーションやリフォームを行う際に注意が必要なのは業者選びです。最初に行う作業であり、最も重要な作業でもあります。信頼できる業者選びの3つのポイントを厳選しました。

4-1. 工事の実績

業者選びの際、業者の実績を確認しましょう。工事ができるかどうかはもちろんですが、どんなリノベーション・リフォームが得意なのかを確認することが大切です。自分の希望のデザインが得意な業者を選ぶようにしましょう。

4-2. アフターサービス

住居が完成した後のアフターサービスについても確認が必要です。居住後に施工不良が見つかる場合の対応や定期的なメンテナンスの実施など、会社によって異なります。快適なマイホームのために、どんなアフターサービスを行うか、どんな保証がついているかの確認は怠らないようにしましょう。

4-3. ヒアリング力

リノベーションやリフォームは一世一代の決断である場合が多いです。初めての方が多いため、自身の希望を具体的にイメージできていない場合があります。そのため、ご要望を聞き、プロとしてワンランク上の提案をしてくれる業者は、信頼できる業者と言えます。

5. まとめ